戦火燃ゆる時
Fortunes of War

製作:ベティ・ウィリンゲール
原作:オリビア・マニング
脚本:アラン・プラッター
監督:ジェームズ・セラン・ジョーンズ
出演:ケネス・ブラナー、エマ・トンプソン、
    ロナルド・ピックアップ、チャールズ・ケイ、
    ルパート・グレーブス、アラン・ベネット

VIDEO:(株)ポニー・キャニオン
          4本組 19800円(税抜)廃盤
         PARTT ブカレストとの出会い
         PARTU アテネの愛の炎
         PARTV カイロの砂に吹かれて
         PARTW 真の愛を求めて

     Fortunes of War (1987)NTSC
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DVD:Fortunes of War (1987)
      (リージョン1)amazon.co.jp


1939年第2次世界大戦下、イギリスの若き英語教師、ガイ・プリングル(ケネス・ブラナー)は新婚の妻ハリエット(エマ・トンプソン)と共にルーマニア・ブカレストに降り立つ。
迫り来るドイツ進攻に高まる緊張の中、大学で講義を続けるガイだったが、周囲の状況が悪化するにつれ彼のファシズムに対する反感も次第に募っていく。
やがて、ドナウ川爆破計画に加担しようとしていることが発覚、失望したガイは国立劇場でシェイクスピアの『トロイラスとクレシダ』を上演しようと思い立つ…。
…が、仕事と芝居に熱中し奔走するガイとは逆に妻ハリエットはその夫の博愛精神に一人孤独感を募らせていくのだった…。

戦争に翻弄される一組の夫婦を描いたオリビア・マニングの自叙伝的原作を壮大なロケーションで映画化した BBC TV製作の大河ドラマ。

ルネッサンス・シアター・カンパニー(RTC) 結成を模索中にユーゴスラヴィア、ギリシャ、エジプトロケを交え約9ヶ月を費やして撮影されたと言う本作はエマとの初共演作とあって、二人が仲良く手を繋いで歩くシーンや見詰め合うシーンには思わずニンマリ…。
また終始温厚で控え目なガイが大学教授として講義をするシーンや芝居の演出シーンで俄然人が変わった様に熱弁をふるうところ等は素のケネスを彷彿とさせてくれファンには堪らない作品となっています。

総計6時間、思う存分ご堪能下さいませ…(^^)